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がん患者向け社会サポート情報

がんという大病に一人で立ち向かうのはとても大変なことです。

自信の気持ちと、家族や友人など周囲のサポート、
そして医療チームの適切な治療があってはじめて完治というゴールを迎えることができます。

しかしその一方で、患者は病気そのもの以外にも戦わなければならない敵、
乗り越えなければならない問題がたくさんあります。
その最たるものが、経済的な問題です。

がんの治療費っていくらくらいかご存じでしょうか。
ケースにより異なりますが、いくつか例をあげてみましょう。

◆早期胃がんの内視鏡治療
5日前後の入院となり、自己負担額は7万円前後
内視鏡では治せないため手術になった場合は30万円から40万円になります。

◆ある程度進行した肺がんの化学療法
手術で治せない場合にとられる化学療法
薬剤だけで1ヶ月薬6万円がかかる上に入院費が上乗せされます。
検査結果次第で入院期間が延びることもありますし、その後の通院にもお金はかかります。

いずれの場合も、健康保険を使用して3割負担になった場合です。
結局、安心して生活できるようになるには100万円前後を見ておかなければ心許ない状況です。
その間に仕事を休む、あるいは退職するとなれば、
収入が亡くなってしまうからさらに厳しい状況になります。

そんなときに知っておきたいのががん患者向けの社会サポート情報です。
日本には、私たちが関心を持たない限り気づかない、あまり知られていないサポートがたくさんあります。

たとえば高額療養費制度。
これは医療費が一定額を超えた場合、残りの額を負担してもらえる制度です。
いくら負担してもらえるのかは所得、年齢等によって変動しますが、
70歳未満で一般所得の人が100万円の医療費を使った場合。
まず健康保険で自己負担は、3割の30万円になります。
さらにそこから高額療養費が差し引かれ、最終的な自己負担は87430円。
その差は約21万円。

この制度は自分から申告しなければ適用されません。
親切な病院であれば教えてくれることもあるでしょうが、
知らなければ大損をすることになりかねません。
がん患者向けの社会サポートはまだあります。

この他にも患者の条件によって
・傷病手当
・障害者年金
といったものが付く可能性があります。

また家族についても介護休業が認められ、介護休業給付金がもらえることも考えられます。